今回は、卵巣がんから少しはなれて、最近、良く見聞きする「インフォームド・コンセント」について取り上げたいと思います。
病院や診療所などで治療や手術を受ける際に、「念書(覚書き)を書かされた」と言う話をお聞きになったことがあるかと思います。
インフォームド・コンセントは、通常は、治療を受ける方が、口頭や文書などで治療方針の通知・説明を受ける、という方法が採られます。
お医者さんは、病名、病状などの説明にあたって、正確に伝えることも重要になりますが、患者さんがそれをきちんと受け入れるために、患者さんの心情や価値観、理解力などに気を配った説明が必要となってきます。
また、治療内容や方針について、本人と家族の希望が食い違うことは稀ではありませんが、原則的には、患者さん本人の希望が、家族のそれよりも優先されるようです。
しかし、治療や闘病には、当然ながら、ご家族の理解や援助が不可欠なものとなってくるので、重要な問題に関しては、可能な限りご家族の同意も必要になってきます。
選択可能な方針が複数ある場合(たとえばある種のがんで手術と化学療法の効果にあまり大きな差がないと判断されるような場合など)、患者さんが主体的に複数の方針からひとつを選択するよう促されることがあるようです。
また、起こりうると予想された望ましくない結果(合併症など)については、お医者さんに対しての責任の追及を行わない旨の誓約書に署名をさせられる場合もあります。
いずれにせよ、患者さんとお医者さんが一体となって、卵巣がんをはじめ、病に立ち向かって行く大事な一歩の場面と言えますから、分からないままにせず、納得のいくまで説明を受けると言うのが重要と言えます。
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2008年10月23日
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